時計型ストーブをベルテント用に改造

時計型ストーブをベルテント用に改造 ベルテント
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こんにちは、fukumomo3_Photo(@fukumomo9_com) です。

このブログでは、時計型ストーブをベルテント用に改造する方法を紹介しています。

ベルテントに時計型ストーブを入れてキャンプをしたいのですが

入れてみたところ、穴の大きさは合わないし、高さも足らなくて困っています。何かいい方法はありませんか?

以上のような、ベルテントに時計型ストーブを改造して設置する良い方法を、実際に、時計型ストーブを改造し薪ストーブキャンプしてきた私がお答えします。

時計型ストーブ

時計型ストーブとは、上からみると昔の掛け時計の形に見えることから時計型ストーブと呼ばれ、ホームセンターなどでも販売されている昔からある鋼板製の薪ストーブです。

天板の丸いところは、組蓋って言うんですよね!

メリット

【メリット】
  1. 軽い
  2. 安い
  3. 天板

時計型ストーブのメリット

1. 軽い 鋼板製ですがとても軽いので、持ち運び可能です。

2. 安い ホームセンターで鋼板製ですと6,000円台ぐらいで販売されています。

3.天板 天板のサイズを変更することで、鍋のサイズを変えたりできます。

そのほか、煙突のサイズが106サイズとホームセンターなどで、手軽に購入できるところと、煙突アイテムなどの取り揃えも豊富です。

デメリット

時計型ストーブのデメリットは、ストーブの底面が高熱になることです。

芝生などに直置きすると焦げますし、テント内ですとシートが溶けてしまいます。

それは困りますね・・・

時計型ストーブの改造

では、先ほど書いたデメリットを無くすため改造していきます。

対策できるんですね!ありがとうございます。。○

ホンマ製作所 ステンレスストーブコンロセット APS-48DX 【Black Edition】 日本製 薪ストーブ

残念なお知らせです!

改造しなくとも!ホンマさんが!

販売してくれていますよ?

ここから先は、改造が趣味な方だけお進みください。

そーくるか!

1型と2型

今回の改造に選択した時計型ストーブは、ホームセンターなどでも購入可能なホンマ制作所製の時計2型ストーブAF-52です。

重量奥行高さ煙突サイズ
1型5.9kg400mm600m345mm106mm
2型4.5kg350mm520m345mm106mm

1型でも良いと思いますが、キャンプで使うことを考えると、使用後プラケースなどに収納しての移動などを考えると2型が良いと思います。

実際に、ホームセンターなどでみると、数字より1型は大きく見えますので、一度、ホームセンターなどに足を運び実際に見て、収納ボックスも考えておられるのならばメジャーなどで測ってからの購入をお勧めします。

手にとって見て選べるって良いですよね!

ロストルを追加

時計型ストーブのデメリットでも紹介した底面の熱をどのように逃すか?それとも逃すのではなく熱が底面に伝わらないようにするか?色々考えた結果、我が家のガレージで使っているコメリブランドの薪ストーブのロストルが、ピッタリでしたので入れてみました。

型番は、コメリブランドの薪ストーブの部品で「 ロストル605用(A共用) 」と検索すると購入できます。

写真のロストル 605用(A共用)には、薪を止める突起があるのですが、必要なかったのでサンダーでカットしてあります。

まるで純正品のようなフィット感です。

シンデレラフィットってやつですね!この瞬間が、たまんないんですよね!

折りたたみ脚の取り付け

熱対策の追加とテントの煙突穴の位置調整として、折りたたみ脚を取り付けました。

【ストーブの脚】
  1. 木ネジ(2個)
  2. 折りたたみ脚 6×240mm(4本)
  3. 約20mm×400mm×100xmmの材木(1枚)

折りたたみ脚の種類や長さも豊富なので、ベルテントの穴の高さに合わせて購入してください

固定方法は、ストーブ自体の鉄板がそれほど厚くないので、ネジの径よりも細い千枚通しで叩いて穴を開けてから、折りたたみ脚に付属のネジで締め付けてあります。

安定感に多少不安が出ますので、ちょっとした板を使って脚を固定してみます。

サイトは平らなとこばかりではないので、これで安定しますね。

元々の脚は、畳んだ時の脚なので切り取らないでください

今後、蝶ネジか何かで取り外しできるようにした方が良さそうです。

とりあえずですね・・・

三重煙突

ストーブに必要不可欠な煙突がテントと交渉する部分を三重煙突にして、煙突の熱がテントに極力伝わらないよう加工していきます。

写真は、完成品です。

必要な部品は、下記になります。

【三重煙突の部品】
  1. ステン煙突 エビ曲 106mm(1本)
  2. ステン煙突 半直 106mm(1本)
  3. ステン煙突 半直 120mm(1本)
  4. ペンキ缶「丸缶1Lフタ付」(1缶)
  5. 耐熱バンテージ(一個)
  6. 耐熱アルミテープ(一個)

最初に、半直120mmの長さを455mmから400mmまでグラインダーなどで短くきります。

次に、半直106mmの上に耐熱バンテージを巻いていきます。

この時厚手のビニールの手袋をしないと翌日翌々日まで手が痛いですのでお気をつけください

耐熱バンテージを巻いた半直106mmを半直120mmに挿入していくのですが、この時ゆるくてもきつくても良くないので、耐熱バンテージの巻き方を調整しながら巻いてください

半直106mmと半直120mmで二重煙突が完成したので、ペンキ缶「丸缶1Lフタ付」の底にグラインダーなどで穴を開け貫通させます。

貫通させた穴の隙間を耐熱アルミテープで巻いてから、その上に、耐熱バンテージをもう一度巻き、さらに、その上から耐熱アルミテープを巻けば完成です。

ここで、問題なのは、三重にしたことにより太くなりベルテントの煙突用の穴に合わなくなったことです。

対策として穴の8箇所に切り込みを入れ、ちょっとキツイぐらいで押し込み解決しました。

この部分は、耐熱の布っぽい素材で二重になっているのでできたことです。

実際にこの作り方で連続72時間以上燃やしましたが、幕とアルミテープの場所は触れるぐらいの温度でした。

作るの難しそうですけど・・・わからないことはコメントで質問しますね!

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またまた残念なお知らせです・・・

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煙突の加工

次は、煙突の加工をしていきます。

加工といっても、二つ割りを止めて、熱対策としてワイヤーとチェーンを煙突上部に取り付ける簡単な加工ばかりです。

必要な部品は、下記になります。

【煙突上部の部品】
  1. M6 ナット(8個)
  2. M6ボルト 30mm(2個)
  3. ステンレス 二つ割 φ106用(1個)
  4. ステン煙突 直筒 106mm(2本)
  5. ステン煙突 トップ 106mm(1個)
  6. ステンレス カットワイヤー Y-17(1本)
  7. ユニクロリンクチェーン SRー3(1メートル)

上の画像のように、30mmのM6ボルトでしっかりと二つ割をダブルナットで固定し、ワイヤーとチェーンをM6ボルトに通してからダブルナットで固定します。

ガチャガチャと引っ張って抜けなければ大丈夫です。

ロープを作る

次は、煙突を三点で固定するためのロープを作ります。

【ロープの部品】
  1. ガイロープ(10m)
  2. 自在金具(3個)
  3. カラビナ(3個)
  4. ペグ(3本)

設置するときに長さを決めないと長かったり短かったりと無駄が出ますので設置するときに、長さを決めると良いです。

完成ですか?完成なんですか?

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ごめんなさい・・・

完成しているの見つけちゃいました。

煙突を支える台を作る

このままですと、煙突を地面に支える台がないので作ります。

ステン煙突自在支持金具を厚み20mm幅110mm長さ450mmの板に止めただけですが、これがないと煙突を立てることができないので重要な金具になります。

【煙突軸の部品】
  1. ステン煙突自在支持金具(1個)
  2. 約20×110×450mmの材木(1枚)
  3. 木ネジ(4個)

では、全てのパーツが完成したので組み立ててみます。

完成ですね!楽しみです!

組み立て

ベルテントに時計型ストーブを入れてみました。

上の画像のように、三点で煙突自在支持金具を軸に固定します。

煙突自在支持金具の位置は、写真の場所が一番安定しましたので、なるべく立っている煙突に近い位置に設置をお願いします。

かっこいいです!たまんないですね!ありがとうございます!

オプション

あると楽しいオプションの紹介です。

【オプション】
  1. ガラス窓付替え扉 (1個)
  2. ステンレス煙突 ダンパー 106mm(1本)

燃焼状態が確認できる耐熱ガラス窓です。

本体がステンレスでなくても窓だけステンレスなのもいいですよね。

上の画像は、煙突の間についているダンパーです。

ダンパーとは、時計型ストーブで発生した上昇気流(ドラフト)を制御する弁で時計型ストーブと三重煙突の間につけます。

上の画像の空気取り入れ口とダンパーを上手く使えばユラユラと揺れる炎を楽しめます。

楽しみすぎます〜〜〜

時計型ストーブをベルテント用に改造のまとめ

ここからは、時計型ストーブをベルテント用に改造してキャンプしてきた、私の感想でまとめますが、読んでいただけたら幸いです。

煙突の高さ

本来煙突の高さは、4メートル以上が必要とされていて、横に伸ばした場合は、横が1メートルなら高さは6メートルが望ましいとされています。

今回作った煙突は、横60センチの高さ2メートルと、かなり短いです。

短いと上昇気流(ドラフト)現象が弱いので、ダンパーもいらないかな?と思いながら考えながら燃やしたのですが、意外とちゃんと燃えました。

ガレージにも鋳物製の薪ストーブがあるので、比べてもみたのですが、ガレージの薪ストーブと同じように、ダンパーを絞るとメラメラと燃え薪の消費を抑えることができました。

一酸化炭素

一番気をつけたいのが、一酸化炭素中毒です。

対策としては、一酸化炭素チェッカーを常備することと、ベルテントの良いところの一つなのですが、ベルテントは、八角形の下の部分全ての場所にベンチレーションが付いているので、薪ストーブや石油ストーブを使うときは、常に薪ストーブの反対側のベンチレーションを半分ぐら開けています。

開けていると寒いのではないか?と思いますが、意外と寒くなく開けていることを忘れます。

薪ストーブキャンプの楽しみってなんでしょう?私はこう思います。

地面に近い場所で寝て地球に感謝し、星を見て宇宙に感謝し、炎を見ながら文明に感謝できるキャンプだと思っています。

是非、安全に、お楽しみください

一酸化炭素チャッカーポチりました!ありがとうございました。。○

このブログが、あなたのキャンプライフのお役に立てると幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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